アンテナの修理は火災保険が適用？免責金額はいくら？

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現在火災保険に加入している方は多いのではないかと思いますが、壊れたアンテナの修理が火災保険の補償対象になることは意外と知られていません。ただし保険対象外になるケースもあるため、この記事ではアンテナ修理と火災保険についてを詳しく紹介させていただきます。

火災保険とは？

火災保険とは、建物や家財の損害による経済的なダメージを助ける損害保険の一種で、火災だけではなく、風災や雪災をはじめ、雹災、落雷など自然災害による損害も補償の対象になっています。また、自然災害だけではなく、盗難や水濡れ、突発的な事故によって生じた破損・汚損など日常で起こるトラブルも補償範囲に含まれています。

アンテナは火災保険の補償対象になる？

火災保険で補償が適用されるのは「建物」や「家財」が対象となり、「建物」には建物本体やアンテナ、門や塀、車庫など、「家財」には家具や電化製品、衣服などが含まれているためアンテナ修理は火災保険の補償対象になります。

火災保険が使えない場合

上記で説明をした通り基本的にアンテナは火災保険の対象となりますが、火災保険が使えないケースもあります。火災保険の補償対象外の事例を紹介するので、手元にあるアンテナが申請できる状態なのかチェックしてみてください。

経年劣化

アンテナは屋外に設置をしているため、どうしても経年劣化をしてしまいます。火災保険は偶然の事故において起きた障害に対して補償されるものになるので、経年劣化による損害は対象外になってしまいます。

免責金額以下の損害

免責金額とは何なのか？と疑問に思われる方は多いかもしれませんが、免責金額とは自己負担しなければいけない金額のことを指し、修理費用（損害額）が免責金額以下の場合には補償を受けることができないので注意が必要です。また免責金額には、フランチャイズ方式と免責方式（エクセス方式）があり、フランチャイズ方式の場合、20万円未満の損害では保険金が支払われず、損害額が20万円以上の場合に損害額が全額支払われることになります。一方、免責方式は、契約時に定めた金額を損害額から差し引いて保険金が支払われます。契約している火災保険に免責金額の設定があるかどうか、また、免責がある場合は、どちらの方式なのか確認しましょう。

補償内容を契約していない

発生した損害を火災保険の補償内容で契約していない場合、火災保険の補償を受けられません。最近の火災保険はオプションをつけることや自由にカスタマイズできるものが出てきているため、保険料を安くするためにオプションや項目を削ってしまおうかと考えることもあると思いますが、リスクの高い損害に対応する補償は外さないよう、注意することをおすすめします。

地震や噴火によって壊れた場合

火災保険では一般的な自然災害による損害も補償をしてくれますが、地震や噴火による損害は補償対象外になるので注意が必要です。火災保険に加入しているからと安心しがちですが、地震や噴火では保険の補償を受けられません。地震や噴火による補償を受けたい場合は、火災保険に地震保険をセットで契約してください。日本はいつ大きな地震がきてもおかしくはありませんので、地震が気になる方は地震保険も検討してみましょう。

火災保険が使えない場合もあるので注意しましょう

アンテナは火災保険の補償対象にはなりますが、経年劣化や免責金額以下の損害などでは使えない場合もあるので注意が必要です。地震や噴火による補償を受けたい方は地震保険をセットにするなど、しっかり補償内容を把握するようにしましょう。