設置した衛星放送のアンテナの角度の調整方法
設置した衛星放送のアンテナの角度の調整方法
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BSやCSの衛星放送を見ていて、急に見られなくなってしまったという方はいませんか?台風や強い風などの影響で壊れてしまっている場合には修理が必要になりますが、アンテナがずれてしまっているだけだった場合には、角度の調整を行うことで映りが直る可能性があります。とは言ったものの、衛星放送のアンテナを調整しようとしても、何をどうして良いのか全くわからない人の方が多いのではないでしょうか。今回はそんな人に向けて、アンテナの角度の調整方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
BSアンテナの角度・向きの合わせ方
屋根やベランダなどに設置した衛星アンテナを調整したいと思ったときには、自分一人でやろうとするのではなく、家族や友人に手伝ってもらい、2人で作業を行うことがおすすめで、1人がアンテナ、1人が画面の確認をするとスムーズです。ただし、設置された場所や状況などにより、危険を伴う場合があるので、自分では難しそうだと感じた場合には無理をせずに業者に依頼してください。
上下角度を調整する
はじめに、仰角(上下角度)を調整します。仰角とは、受信地点から衛生を見上げた角度のことですが、ひとまず仰角固定ボルトを緩めて住んでいる地域に合わせた角度に仮固定しましょう。角度は、背面金具の地域表示シールを確認しながら、取扱説明書も見てください。
おおよその方位角を合わせる
左右の角度で方位角を合わせるのですが、方位角が外れているとアンテナレベルが0のままで画像が映りません。アンテナ反射鏡を両手で持ち、アンテナの方向を真南に合わせましょう。細かい調整が必要になるので、根気強く丁寧に行うことが大切です。
アンテナレベルのポイントを探す
テレビを確認しながら、西側にゆっくり動かして反応があるポイントを探します。電波を受信しても映像になるまでは数秒のタイムラグがあるので、止めながらゆっくり動かし、最大レベルのポイントを見つけ、レベルが最大のところで方位角の固定ボルトを仮固定しましょう。
アンテナレベルの微調整をする
仮固定をしていた仰角を再度調整して、アンテナレベルが最大になるように調整しましょう。使用してるテレビによって、表示されるアンテナレベルや反応速度が変わるため、できる限り最大レベルになるように調整してください。
仰角・方位角固定ボルトの本固定をする
仰角・方向角の調整後は、テレビの画像に問題がなければ、スパナですべてのボルトの本締めをし、確実に固定してください。もし画像が映っていなければ、仰角・方位角の調整を繰り返しましょう。
地域によって仰角・方位角は違う
衛星アンテナの角度・向きは、仰角と方位角で表されますが、地域によって正確な仰角・方位角は違います。調整を行う際は、最終的にはテレビの画像を見ながら行っていきます。アンテナの方向調整には目安があり、主要都市の情報で、札幌は「仰角31.2、方位角221.7」東京は「仰角38.1、方位角224.4」大阪は「仰角41.4、方位角222.0」福岡は「仰角45.2、方位角213.9」となります。地域の目安がホームページ上に詳しく掲載されているので、自宅の仰角と方位角を確認してみてください。
アンテナレベルが上がらない場合は
アンテナレベルが上がらない場合は、角度・向きの問題ではなく、アンテナ配線や衛星アンテナ自体に問題がある可能性が高いです。アンテナ配線や衛星アンテナについて分からない場合は、使用している衛生アンテナの取扱説明書で確認するか、購入先に確認するようにしましょう。
衛星放送のアンテナの角度の調整ができない場合
この記事では、衛星放送のアンテナの角度の調整方法について説明をさせていただきましたが、実際のところ素人ではとても繊細で難しい作業にです。自力では知識や技術がないとできないことや危険がともなうこともあるので、無理せずにアンテナ業者に依頼してください。
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