壁面アンテナのメリット・デメリットとは？

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新築の家へのアンテナ設置だけでなく、何かしら理由があってアンテナの交換が必要になった際などに、すっきりとした見た目とモダンな造りが人気の壁面アンテナを検討されている方も多いのではないかと思います。今回の記事では壁面アンテナのメリットとデメリットをまとめてみましたので、検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

壁面アンテナとは？

テレビアンテナと言えば、屋根の上に設置している魚の骨のような形をした「八木式アンテナ」が主流ではありますが、近年「壁面アンテナ」「デザインアンテナ」「フラットアンテナ」「平面アンテナ」といった名称で呼ばれている、形状が長方形の箱型で、シンプルでモダンな見た目の壁面に設置をするアンテナの人気が高まっています。

価格面について

屋根上に設置をする一般的な八木式アンテナが2,000円～10,000円と手頃な価格で購入できるのに対して、壁面アンテナは少し価格が高い傾向にありますが、壁面アンテナも本体だけで見ると案外安いものもあり、単純に本体価格だけでなく、設置などの費用も含めて考慮する必要があります。

壁面アンテナの性能

電波受信の性能に関して、素子数的には八木式アンテナと変わりがなく、アンテナは一般的に、高い場所の方が受信感度が良いとされているため、屋根の上に設置される八木式アンテナよりもデザインアンテナの設置位置が低くなるのは、性能というよりも、環境による影響が大きいといえますが、それ以外にも、デザインアンテナは地域によって受信ができない場合があり、受信する電波が弱い場合には、ブースターを使用して受信感度を上げる必要があるケースもあります。ただし悪い面だけがわるわけではなく、天候の影響を受けにくく、電波感度が安定しやすいという側面もあります。

壁面アンテナ設置費用の相場

状況にもよるため、相場は30,000円〜85,000円と価格にだいぶ幅が出てしまうのですが、内訳を説明すると、壁面アンテナの設置だけであれば、工事費込みで約30,000円～45,000円くらいが相場です。もしブースターの合わせて工事を行うとなった場合には約45,000円〜70,000円となりますが、ブースターのメーカーや設置場所により、工事費が変わるので注意が必要です。また、設置とは別で、古いアンテナを撤去・処分が必要な場合には別途、3,000円〜15,000円程度の費用がかかりますので予め想定しておくのが無難です。

壁面アンテナのメリットとデメリット

壁面アンテナについて上記で触れている部分もありますが、メリットとデメリットをまとめてみますので、自分の環境などに合うか合わないかをしっかりと考える材料にしてください。

壁面アンテナのメリット

• スタイリッシュですっきりとした外観を作ってくれる
• 風や雪を避けられたり、屋根の傷みを防いでくれる
• 設置や修理などのメンテナンスが簡単で耐久性がある。

壁面アンテナのデメリット

• 八木式アンテナと比べると値段が高い
• 受信感度が弱いので、向きの調整が必要です。
• 環境次第では電波を受信できないので、ブースターの設置が必要になる。

まとめ

コストや受信感度の安定感を考えると、屋根上に設置する八木式アンテナに分があるようにも感じますが、実際のところ建物や周辺環境に左右されるところが大きいですし、デメリットに対しても対応策があることを踏まえれば、最終的には「コスト」と「見た目」のバランスで自分に合っていると感じた方を選べば、そこまで問題が発生することは無いのではないでしょうか。

こんな人はこっちが良い！と断定的な答えを期待していた方にとっては明確な答えがでない内容になってしまいましたが、壁面アンテナにしようか迷っている方によって少しでも助けになるようであれば幸いです。