アンテナの向きを調整する方法について解説

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テレビの映りが悪いことに気が付いて原因を探ってみると、テレビアンテナの向きが正しい方向からずれてしまっていることがあります。ここでは、ご自身で正しい向きを確認して調整するための方法や、近くにある電波塔の場所を確認する方法をご紹介します。いざというときに役に立つ知識なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

アンテナの正しい向きと調整の方法は？

テレビを視聴できなくなったとき、受信機本体の機能に問題がなければ、アンテナの向きがずれてしまっている可能性が高く、調整しなければいけません。正しい向きは、地上デジタル放送用とBS・CS放送用では違うので、それぞれご紹介します。

地デジ

地デジ用アンテナの場合は、近くにある電波塔の方角を向いているかどうか確認し、ずれている場合は調整しましょう。大体の方角が合っていれば厳密ではなくても、電波を受信できます。八木式アンテナの場合には、くの字型の方ではなく、まっすぐになっている部分を正面に向けましょう。壁などに設置するデザインアンテナや室内用の場合は、本体正面を電波塔に向ける形で調整してください。

ただし、アンテナを屋根の上に設置している場合や、手の届きづらい位置においている場合、自分自身での作業は危険を伴います。無理をせず、専門の業者に依頼してください。

BS・CS

BS/CS用のアンテナは、衛星が飛んでいる南西方面に向けて調整します。BS/CS用の場合は、少しでも角度にずれがあると電波をうまく受信できないので、かなり正確に調整しなければいけません。軸を5秒に1度くらいの速さで動かし、細かく角度を変えながら衛星の向きに合わせます。

天気が悪いと電波が悪くなるので、作業は晴れた日に行ってください。なお作業者は二人以上必要です。一人は屋根に上ってアンテナの向きを調整し、もう一人はテレビ画面で受信レベルのチェックを行います。

電波塔の方向を知るための3つの方法をご紹介！

地デジ用アンテナの場合には、ずれたアンテナを電波塔の方角に向け直す必要があります。自宅に近い電波塔がどこにあるかご存じでしょうか？正しい方向を確認するための方法を3つご紹介します。

近所の家を確認する

電波塔の位置を確かめる手段として、近所の家のアンテナがどちらの方角を向いているかをチェックする方法があります。

この方法は非常に手軽ですが、電波塔の位置詳細は分からないので、調節する際の方向の目安を決める程度に留めておきましょう。また、すべての建物のアンテナが電波塔の方向を向いているわけではありません。衛星放送用のものなどは、電波塔の方角ではなく通信衛星の方角を向いているので注意が必要です。

インターネットで検索する

正確な情報を知りたいときには、一般社団法人放送サービス高度化推進協会の公式HPから、電波塔の位置を確認することができます。住所や郵便番号などの情報から検索でき、操作も簡単なので、おすすめの方法です。

電波塔の位置を調べるためのアプリを使用する

電波塔の位置を調べるための無料アプリがあるのをご存じですか？GPS機能を使用して、電波塔と現在位置の位置関係を示した地図を確認することもできます。

向きや角度を変えても直らないときは？

アンテナ自体が故障している場合や、実はアンテナが折れてしまっている場合もあります。そのようなときには、新しいものに交換しなければなりません。壊れたアンテナを撤去し、新しいものを取り付けてさらに配線までするとなるとかなり大変で、作業をする場所によっては、危険も伴います。専門的な道具も揃えなければなりません。無理をせずに、専門の業者にお願いすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか？自分でアンテナの向きを確認して、調整するための方法をご紹介しました。テレビの映像が乱れたり、エラーコードが表示されたときには、ご自身でチェックしてみてください。高所にある場合など、設置している環境によって危険を感じる場合には、専門業者にお願いしてくださいね。