アンテナは景観地区では立てられない?規制内容と設置する方法を解説
景観地区ではアンテナを立てられない?規制内容と設置する方法を解説
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アンテナの設置を検討したときに出てくる問題の一つが、景観法に準じた規制。景観地区と呼ばれる一部エリアでアンテナを設置する際には、必ず理解しておきたい項目です。しかし、景観地区に住んだばかりにアンテナが立てられず、テレビが見られない!ということではないのでご安心ください。この記事では、景観法の規制内容と、アンテナを設置するための方法について解説します。
目次
景観地区とは?
景観地区とは、市街地の景観を守るため、都市計画に定められた地区のことを指します。2004年に制定された「景観法」に規定され、さまざまな制限の設置が許可されています。景観地区は、歴史的建造物や市街地の景観などを保存するべきであると判断された場合に指定されます。
景観地区で定められる規定は、日本全国一律のものではなく、各自治体によって異なります。景観地区に制定された場合、各自治体は独自の規定を設けますが、以下の制限については必ず定めなければなりません。
・建物の種類・位置・区域
・建物のデザイン
また選択的に定める規定としては、主に以下の内容があります。
・建築物の高さの最高限度や最低限度
・敷地面積の制限
・壁面の位置の制限
景観法に違反したらどうなる?
景観法によって定められた制限内容に違反した場合、罰則が規定されています。工事の停止または是正命令に違反した場合は、一年以下の懲役または50万円以下の罰則が定められています。重要事項説明書を読んでも、専門用語がぎっしりと並んでいて読み解くのが困難な場合も。アンテナ設置を考えている場合には、必ずプロの業者に依頼し、制限を守るようにしましょう。
アンテナを屋根の上に設置できない場合は?
例えば埼玉県朝霞市の景観協定「スマートハイムシティ朝霞」では、「軒高は7m以内、アンテナ設置も7m以内に収めること」と規制されています。規定を守ろうとすると、アンテナは屋根の上には設置できないということになり、自ずと設置する場所が絞られてきます。テレビを視聴するためには、アンテナの設置は必須。ここでは、景観地区内でアンテナを設置するための方法について解説します。
景観地区でアンテナを設置するなら、屋根裏に取り付けよう
デザインアンテナを外壁に取り付けた場合、どうしても高さが低くなってしまいます。屋根裏があるのなら、最も屋根に近い部分に取り付けることで、屋根上設置とほとんど変わらない受信感度を実現できます。
また「八木式アンテナ」の方が、デザインアンテナよりも受信感度は良好です。もしも屋根裏に十分な広さのスペースがあるのなら、八木式アンテナを屋根裏に設置する方法でも問題ありません。
景観地区でアンテナを設置するなら、デザインアンテナを選ぼう
屋根裏であれば耐候性にも優れていて、受信感度もいいので申し分ないですが、電波の状況や住宅の構造によっては、屋根裏に設置することが難しい場合もあります。そのようなケースでは、デザインアンテナを外壁など適した場所に設置する方法が有効になります。デザインアンテナは薄型でコンパクトな見た目が特徴で、白や黒、茶色などさまざまカラーバリエーションがあるので、外壁に取り付けても目立たず、景観を損なう恐れもありません。
ケーブルテレビを利用しよう
地域によっては無理にアンテナにこだわらず、ケーブルテレビを活用するのもいいでしょう。電波状況や景観法を気にせずにテレビを楽しめます。視聴できる番組の数が増えたり、セットで申し込むことによって、インターネットや電話の料金が安くなるというメリットもあります。
まとめ
いかがでしたか。景観法の規制内容と、景観地区内でアンテナを設置するための方法についてご紹介しました。規制内容や電波、建物の構造の条件によっても適したアンテナは異なります。ぜひ専門のアンテナ業者に相談してアドバイスをもらい、決められたルールの中でアンテナを設置してくださいね。
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