ユニコーンアンテナとは？メリットとデメリットを解説

公開日：2022.04.25

ユニコーンアンテナへ電波を飛ばす電波塔

ユニコーンアンテナとは？メリットとデメリットを解説

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アンテナ選びは、快適にテレビを視聴するうえで、大切な問題です。一歩間違えてしまうと、生活に支障を及ぼしたり、ご近所トラブルになってしまったりすることも！ここでは、デジテレビ用アンテナ界のニューフェイス「ユニコーンアンテナ」について、解説します。メリットやデメリット、どんな方におすすめかについてもご紹介いたしますので、最後までぜひ読んでください。

ユニコーンアンテナとは？

ユニコーンアンテナとは、地上デジタル放送用に開発されたアンテナです。地デジテレビ用アンテナ界の第3世代として、スタイリッシュな見た目と、より高い性能を目指して開発されました。

ユニコーンアンテナのメリット

ここでは、ユニコーンアンテナのメリットについて解説します。設置を検討されている方、興味のある方はぜひ目を通してください。

風の影響を受けにくい

ユニコーンアンテナは円柱状の形状をしているため、アンテナに吹いた風を受け流しやすく、煽りを受けにくい構造をしています。高い耐風性を備えているので、従来式アンテナのように、強風によってテレビの映像が映らなくなったり映像が乱れたり・・・といったトラブルが起きません。

スタイリッシュな見た目

ユニコーンアンテナの特徴として挙げられるのが、そのおしゃれな見た目です。2018年には、住宅の意匠・機能の両面へもたらす貢献度は大きいと高く評価され、公益財団法人日本デザイン振興会主催の、グッドデザイン賞を受賞しています。

フィッシュボーンタイプのアンテナは大きくデザインも目立つので、住宅の美観を損なうことがあります。その点ユニコーンアンテナの直径は約14cmのポール型ですっきりしているので、屋根に設置した場合でも、住宅デザインへすんなりと馴染んでくれます。金属やケーブルが隠れているので、外から見たときにすっきりしているのもポイントです。

またカラーも、ブラックブロンズ色とウォームホワイト色の、2色が販売されているので、外壁の色や家の雰囲気に合わせて選べます。光の反射が小さい、マット調の質感も人気の秘密です。

太陽光パネルに影響しにくい

屋根の上にソーラーパネルを配備されている方の中には、アンテナの及ぼす影響に苦労されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ユニコーンアンテナは、コンパクトで細長い形状をしているため、太陽光を遮る心配がほとんどありません。そのため、設置場所選びや、発電への影響も心配無用です。

受信強度が弱い地域でも性能を発揮

電波受信が乏しいエリアでの地デジ電波は、高い場所での受信が望ましいです。ユニコーンアンテナは、屋根よりも上の高さから電波を取れるので、周囲の建物に邪魔されることがありません。住宅が密集している地域や、周辺に電波を遮る障害物がある環境であっても使用が可能で、安定したテレビの視聴を実現できます。

越境問題の心配がない

住宅が密集している地域では、建物の一部や設置物が近隣の敷地に侵入してしまうという「越境問題」がたびたび取りざたされています。従来の八木式アンテナも例外ではなく、起こりがちな近隣トラブルでした。ユニコーンアンテナであれば、直径約14センチというコンパクトさに加え垂直方向での設置が可能なので、越境問題を起こす心配がありません。

ユニコーンアンテナのデメリット

何事においても、メリットがあれば、デメリットがあるのも当然です。賢い買い物ができるように、デメリットについても理解しておきましょう。

八木式アンテナと比べると高額

また、費用面を考えたときに、八木式アンテナと比べると、工事費用などが若干高いといえます。利便性を考えると、惜しくはない投資かもしれませんが、費用重視の方にとっては大きなデメリットと言えます。

弱電界地域では設置を断られる？

設置できる地域を選んでしまうことがデメリットとして挙げられます。周りをビルに囲まれている一部の地域や、一部垂直波受信地域では設置できないことも。（横浜市の一部地区など）これはすべてのアンテナにおいて言えることですが、電波がなければ設置は不能です。電波が届きにくい地域では、設置を断られるケースもあります。