八木式アンテナとデザインアンテナの違いは?メリットや選び方も解説
八木式アンテナとデザインアンテナの違いについて
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テレビアンテナといえば、ひと昔前までは魚の骨のような形状の「八木式アンテナ」が主流でした。しかし、最近ではボックス型の「デザインアンテナ」を取り付ける家庭も増えています。そのため、自分の家にはどちらを取り付けるのが良いのか迷ってしまう人も多いでしょう。それぞれのアンテナの違いやメリット・デメリット、選び方を見てみましょう。
目次
八木式アンテナの特徴とメリット・デメリット
八木式アンテナとは、魚の骨あるいは矢印のような形をしたアンテナのこと。アナログテレビの時代から普及しており、「宇田アンテナ」「VHFアンテナ」「UHFアンテナ」と呼ばれることもあります。テレビ以外にもラジオや無線などの電波受信に使われます。
八木式アンテナのメリット
八木式アンテナのメリットは「弱電波でも受信しやすい」「本体・設置費用が安い」の2つが挙げられます。
弱電波でも受信しやすい
八木式アンテナの一番のメリットは、弱電波でも受信しやすくテレビ視聴が安定することです。電波が弱い地域や、地方局の放送を視聴したい場合におすすめです。
本体・設置費用が安い
八木式アンテナの本体価格は3,000~10,000円程度で、デザインアンテナの相場より2,000~5,000円ほど安価です。また、元々受信強度が高いためブースターを追加導入する必要がなく、設置費用も抑えることができます。
八木式アンテナのデメリット
八木式アンテナのデメリットは「気候の影響を受けやすい」「景観を損ねる可能性がある」「メンテナンスや修理は業者への依頼が必要」の3つです。
気候の影響を受けやすい
八木式アンテナは屋根の上に取り付けるため、風や雨、雪など気候の影響を受けやすく劣化しやすいデメリットがあります。劣化が早いとメンテナンスや交換頻度が高まり、その度に費用がかかってしまいます。また、劣化が進むと倒壊する危険があり、倒壊したアンテナが隣の家の窓を割ってしまったり、人に当たって怪我を負わせてしまったりと、トラブルの原因にもなってしまうこともあるので注意が必要です。
景観を損ねる可能性がある
最近では外観にもこだわったおしゃれな住宅が増えています。しかし、屋根に無骨なアンテナが立っていると景観を損ねてしまう場合も。住宅の外観を保ちたいのであれば、八木式は避けることをおすすめします。
メンテナンスや修理は業者への依頼が必要
屋根の上に取り付ける八木式アンテナは、メンテナンスや修理は業者への依頼が必須です。ほんの少しの故障や不具合でも業者を呼ばなければならず、費用がかかりがちです。そのため「このくらいなら自分でなんとかできる」と、軽い考えから屋根に上ろうとする人もいますが、転落の危険があるので絶対に止めましょう。
最近では設置やメンテナンスが楽になる屋根裏に設置できるタイプの八木式アンテナも登場しています。しかし、屋根裏の広さや高さによっては設置が不可能な場合もあるので、設置前に業者に相談しましょう。しかし、一口にアンテナ業者といっても全国に膨大な業者が存在するため、どこに依頼するべきか迷ってしまう人もいるでしょう。
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デザインアンテナの特徴とメリット・デメリット
デザインアンテナは、最近普及が広まっているボックス型のアンテナです。「壁面アンテナ」「平面アンテナ」「フラットアンテナ」と呼ばれることもあります。2009年頃辺りから普及し始めた歴史の浅いアンテナですが、最近ではアンテナを設置する際、デザインアンテナを選択する人が急激に増えており、主流になりつつあります。
デザインアンテナのメリット
デザインアンテナのメリットには「景観を損なわない」「気候の影響を受けにくい」「設置やメンテナンスが楽」の3つが挙げられます。
景観を損なわない
デザインアンテナはサイズが小さめで見た目がスマートで、壁や屋根裏など目立たない場所への設置が可能なため、建物の景観をすっきりさせることができます。また、カラーバリエーションも豊富なので、壁の色と合わせてより目立たないようにすることも可能です。
気候の影響を受けにくい
アンテナは雨風に晒されることで劣化のスピードが早まってしまいます。デザインアンテナは屋根の下など雨風の影響を受けにくい場所に設置できるので、ダメージを軽減して長持ちさせることができます。また、風にあおられて落下する可能性も低くなります。
設置やメンテナンスは自身でも可能
小型で屋根裏にも設置できるデザインアンテナは、設置やメンテナンスを自身で行うことで、業者へ依頼する費用を抑えることができます。不具合が起きた際に、業者を待たなくても自分で調整ができるのも嬉しいメリットですね。
デザインアンテナのデメリット
デザインアンテナには「電波の受信性能が低い」「導入費用が高額になりがち」という2つのデメリットがあります。
電波の受信性能が低い
デザインアンテナは八木式アンテナと比べると、電波の受信性能は高くありません。そのため、電波が弱い地域や、電波を阻む高い建物が近くに多くある家では、映像が乱れるなど、視聴が安定しない可能性があります。
導入費用が高額になりがち
デザインアンテナは八木式よりも本体価格が数千円ほど高額です。また、受信性能を補うためにブースターを導入する場合、ブースターの購入代金としてさらに10,000円程度が必要となるため、導入費用は高くなりがちです。
八木式アンテナとデザインアンテナで迷ったら?
2つのタイプのうち、どちらを設置するべきか迷った場合は住んでいる地域の環境や屋根の状態から決めましょう。
地域や環境を考慮して決める
どちらのアンテナを設置するか迷った場合は、アンテナそのもののメリット・デメリットだけではなく、地域の環境や屋根の状態も考慮することが重要です。
例えば電波が弱い地域であれば、受信性能の高い八木式が推奨されます。海辺など、風や海水由来の塩の影響を受けやすい地域では、気候の影響を受けにくいデザインアンテナがおすすめです。また、屋根の上に太陽光パネルを設置したいという場合は、アンテナが邪魔にならないように、壁面に設置できるデザインアンテナを選ぶと良いでしょう。
アンテナの種類で迷ったら業者に相談してみよう
どちらのアンテナを取り付けるべきか迷った場合は、地域の環境なども考慮して決めるべきですが、素人では的確な判断は下しにくいもの。そのため、設置で迷ったり不明点があったりする場合は、アンテナ業者に相談してみることが大切です。
アンテナ業者選びは「おすすめアンテナ工事業者比較.com」で
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